株券がなくなるってほんと? -10ページ目
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株券不発行制度への簡単なリンク集

株券不発行制度を考える上で参考になるサイトへのリンク集です
もっといろんなところでこれから議論進むのでしょうが、とりあえずこの3つを抑えておけば情報はつかめるかと思います。

補足説明は筆者の主観に基づきます(^^;

1.証券保管振替機構

通称”保振”。時に”機構”と呼ばれる。略称としてはJASDECも一般的。
本邦唯一の有価証券保管振替機関。現在は株とCBならびに電子CPを取扱っていますが、2006年1月からは国債を除く債券すべて(普通社債、地方債、特別債、サムライ債、資産担保証券など)も扱う予定です。株券が不発行となった場合には振替機関となります。

http://www.jasdec.com/less/index.html

2.証券決済改革推進センター

日本証券業協会が証券制度改革をまさに"推進"するために設置したもの。いろんな検討会等を設置しているが、なぜか私とは関係がない。読み物も充実。

http://www.kessaicenter.com/


3.法務省

やはりここは避けて通れません。
不発行制度は商法の改正ならびにいわゆる社振法の改正により実現されます。が、詳細検討は法務省の法制審議会 会社法(株券の不発行等関係)部会で検討が進められました。議事録が公開されています。

http://www.moj.go.jp/

もう受付は終了してますが、”「株券不発行制度及び電子公告制度の導入に関する要綱中間試案」に関する意見募集”にある「株券不発行制度及び電子公告制度の導入に関する要綱中間試案の補足説明【PDF】 」は参考資料として有益。

http://www.moj.go.jp/PUBLIC/MINJI31/pub_minji31.html

税制調査会 第22回基礎問題小委員会(10月12日開催)議事録

税制調査会 第22回基礎問題小委員会(10月12日開催)議事録が公表されました

http://www.mof.go.jp/singikai/zeicho/gijiroku/b22kiso.htm

株券がなくなる ~イントロ~

平成16年春の通常国会において商法改正が行われ、平成21年10月から株券不発行制度が導入されることになりました。

現在でも保管振替制度を利用したり株券不所持の手続きを行うことで、株券を手元に持たずに売買を行ったり、株主としての権利を行使することもできます。そういう意味では今すでに株券なんてあってもなくっても同じなのかもしれません。

でも、お金のことで考えてみてください。

企業の資金決済なんて殆どは銀行振り込みや手形・小切手決済を行っており、現金決済は殆ど行っていないと思います。だからといって、世の中すべて銀行預金で済ませてしまい現金はなくしてしまおう!となったらやっぱり大変。お年玉が銀行振り込みだったら嬉しくないですよね。

お金と株では違いがありますが、やはり物があるのか無いのかというのは、全然違う世界なんだと思います。だから株券がなくなるってことは、すごいインパクトのある話だと思っています。

どうインパクトがあるのか、どう世の中が変わるのかをここに書いて生きたいと思います。
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