サービス購入の手順 | 株券がなくなるってほんと?

サービス購入の手順


「  ・自社の商品・サービスをお買い上げ頂くときに、
   「必ずこのような手順で買って頂きたい」という順序を
   ノートに書いてみる。商品ごとに違う場合は、商品ごとに書く。」


結構難しいお題である。
我々の顧客が最終投資家の時代からグローバルカストディアンあるいは国際決済機構を相手にする時代となり、お互い勝手知ったる中からパートナーを選ぶ時代。

投資家が多様化し、投資対象も多様化・国際化した結果、グローバルカストディの必要性が高まり寡占化が進む。結果、グローバルカストディ業務を担う銀行がローカルカストディアンを選別するが、ここでやはり標準化が求められ、欧州、米州、アジアで均質なサービスを求める傾向が高まる。結果、HSBC、Standard Charteredが伸びる。CITI BKはカストディというよりクリアリングなんで少し毛色が違う。

一方、我々は日本だけでローカルカストディを行なう。日本という特殊性とそれなりの市場規模が Japan Local のカストディアンを成立させている。

だから、我々としては

日本の証券市場、税制、市場慣行を理解してもらう
日本では日本のカストディ銀行を利用するのが得策であることを理解してもらう 我々の実力を評価してもらう

というステップが望ましい。最後はBidでFeeのダンピングがあるのだが、日本はこいつらがいいな、と思ってもらえるのがありがたい。

こう書きながら、日本の証券市場はこうだよ、日本の企業の行動特性はこうだよ、と分かりやすく説明するのは結構難しい。勉強するテーマが増えました。